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セラピスト向け背中指圧マッサージ|強もみ不要で深く届く圧のコツと施術手順

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ガチガチな背中指圧マッサージの施術を身につけると、「もっと強く」と言われても無理に力まず、お客さんの奥のコリまで確実に届く施術が可能になります。


拇指圧で背中を押しても、自分の指だけが疲れてしまう……そんな悩みは、「圧の深さ」と「圧の強さ」の違いを理解し、背中の主要な筋肉名と正しい体の使い方を押さえることで解消できます。

本記事では、背中の筋肉が硬くなると現れる姿勢の変化から、深く届く圧を出すための重心・体重移動・指と手のフォーム、さらに筋肉名に基づいた具体的な施術手順までを順序立てて解説していきます。

セラピスト向けの背中指圧マッサージで深く届く圧を出すコツと施術手順

背中の指圧マッサージで「もっと深く届く圧を出したい」と感じているセラピストさん向けの内容なんですね。

ガチガチな背中に拇指圧をしても、手応えがなくて不安になることもあると思います。

ここでは、解剖学の専門用語も使いながら、でもイメージしやすい言葉で「深く届く圧」の基本と施術手順を整理していくんです。

お客さんに安心して身を任せてもらえるような、やわらかいのに芯まで届く圧を、一緒に整理していきましょう。

深く届く圧の基本概念

深く届く圧というのは、「強い圧」ではなく「奥の筋肉に無理なく届く圧」のことなんですね。

背中指圧マッサージでは、皮膚→皮下組織→筋膜→筋肉という層を、順番にゆっくり沈んでいくイメージがとても大事なんです。

まず「押し込む」のではなく、「自分の体重を預けていく」意識に変えることがポイントになります。

深く届く圧は、指の力ではなく、重心と体重移動でつくっていくんですね。

そのために、筋肉の位置関係をざっくり理解しておくことが、自信を持つ第一歩になっていきます。

背中部位の重要な筋肉名一覧

背中の指圧でよく触れる筋肉を、ざっくり一覧で整理しておくと、イメージしながら拇指圧がしやすくなるんですね。

難しく覚える必要はなく、「ここを押しているときは、この筋肉あたり」という感覚が持てれば十分なんです。

代表的な筋肉を表にまとめるので、施術前に一度目を通してから、お客さんの背中に重ねてイメージしてみてください。

筋肉名主な位置指圧で意識したいポイント
僧帽筋(そうぼうきん)首の付け根〜肩〜背中上部肩こり・首こりと直結、表層で広く浅く触れる
広背筋(こうはいきん)脇の下から腰に向かう大きな筋ねじれや巻き肩と関係、やや斜め方向に拇指圧
脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)背骨の両側を縦に走る筋群姿勢維持の要、縦方向に沿ってじっくり圧を入れる
菱形筋(りょうけいきん)肩甲骨の内側〜背骨の間肩甲骨のコリ感の正体、やや内側から斜めに指圧
腰方形筋(ようほうけいきん)腰の奥、肋骨と骨盤の間腰痛と関連、無理に深追いしないやさしい圧が基本

これらの筋肉名を、なんとなく頭の片隅に置きながら、実際の触れた感触と結びつけていくと、自信につながりやすくなるんです。

背中の筋肉が硬くなると分かる姿勢の変化

背中の筋肉がガチガチになると、お客さんの姿勢にわかりやすいサインが出てくるんです。

姿勢を観察することは、「どこが硬くなっているか」を予測するヒントになるので、施術前に必ず全身をざっと見ておくと安心なんですね。

例えば、僧帽筋や菱形筋が硬いと、肩が前に巻き込まれて「巻き肩」になりやすくなりますし、脊柱起立筋が疲れていると、背中が丸まり「猫背」の傾向が強くなりやすいです。

腰方形筋が張っている方は、片側の腰だけ盛り上がったり、立ったときに片方の肩が下がることもあるんですね。

こうした姿勢の変化を優しくお伝えしながら、「このあたりが頑張っているかもしれないですね」と声をかけると、お客さんも安心しやすくなります。

圧の深さと強さの違い

圧の「深さ」と「強さ」は、似ているようでまったく別ものなんですね。

深さは「どの層まで届いているか」で、強さは「お客さんが感じる刺激の強度」に近い感覚なんです。

深く届く圧は、表面をギュッと押しつぶすのではなく、皮膚の下の層にスーッと沈んでいくような感覚で、結果としてお客さんは「痛くないのに奥まで来る」と感じやすくなります。

逆に、強さだけを求めると、表層で硬く止まってしまい、筋肉の奥には届きにくくなるんですね。

深さを出すポイントは、拇指圧の指先に力を入れすぎず、手首・肘・肩・体幹までを一つの柱として使うこと。

そして、お客さんの呼吸の速さや表情を確認しながら、「気持ちよく入っていけるギリギリのライン」を探すことなんです。

背中のほぐす指圧のコツを筋肉名で解説

背中をほぐすとき、「どの筋肉を狙っているつもりで押すか」を意識すると、同じ拇指圧でも圧の通り方が変わってくるんですね。

ここでは、代表的な筋肉ごとに、指圧のコツを簡単に整理してみます。

  • 僧帽筋:肩上部は垂直に拇指圧、肩甲骨寄りは少し内側(背骨側)へ向けて斜めに圧を入れるイメージ。
  • 菱形筋:肩甲骨の内側と背骨の間を押すときは、背骨に対して平行ではなく、少し外側から内側へ押し込むようにすると、筋繊維に沿いやすいです。
  • 脊柱起立筋:背骨から指1〜2本分外側を縦に並べて、一定のリズムでゆっくりと沈んで戻る、を繰り返すイメージなんです。
  • 広背筋:脇の下から腰方向に向かうラインをイメージしながら、やや斜め下に流すように指圧をすると、圧がスムーズに伝わりやすいです。

筋肉名を意識しながら施術すると、「今、どこをやっているか」が自分でも整理しやすくなり、施術に自信が持ちやすくなるんです。

背中をほぐすときに施術する重要な筋肉名

背中全体をほぐすといっても、全部を同じように押そうとすると、セラピストもお客さんも疲れてしまうんですね。

「ここだけは必ず触っておきたい」という、重要な筋肉をおさえておくと、短い時間でも満足感の高い施術になりやすいです。

とくに、デスクワークのお客さんやスマホ時間が長い方では、決まって同じエリアがガチガチになりやすいんです。

重要筋必ず触れておきたい理由
僧帽筋上部〜肩甲骨内側「肩こり」の自覚症状と直結しやすく、満足度を左右しやすいポイント。
菱形筋肩甲骨の動きを妨げるコリの中心になりやすく、ここがゆるむと軽さを感じやすいです。
脊柱起立筋(胸椎〜腰椎あたり)猫背・反り腰など姿勢全体に関与し、背中の「重だるさ」の原因になりやすい部分です。
広背筋の脇の下寄り巻き肩や呼吸の浅さと関係し、ここがゆるむと胸が開きやすくなるんです。

このあたりを「背中のメインルート」と決めておくと、施術の流れも組み立てやすくなります。

背中指圧マッサージで深く届く圧を実現する身体の使い方

深く届く圧を出すためには、指先の力だけではどうしても限界があるんです。

セラピスト自身の身体の使い方、特に重心・体重移動・手のフォームを整えることで、驚くほど少ない力でガチガチな背中にも圧が入るようになっていくんです。

ここでは、解剖学的な筋肉や骨格の知識を「自分の身体の使い方」にも応用して、楽に長く施術ができるコツを整理していきます。

お客さんだけでなく、セラピスト自身の身体も守るための大事なポイントになるんです。

重心の位置

重心の位置は、深く届く圧を出すときの「土台」。

拇指圧をするとき、腕や指だけで押そうとすると、どうしても肩や手首が疲れやすくなってしまいます。

重心を拇指圧をする手の真上〜少し先に置くイメージにすると、指先に力を入れなくても自然と体重が伝わるようになるんです。

  • 立位で施術するときは、足を前後に開き、前足の母趾球あたりにやや重心を乗せると安定しやすいです。
  • 重心を高く感じたら、膝を少し緩めて骨盤を落とすと、圧がまっすぐ下に入りやすくなります。
  • 上半身だけ前に倒すのではなく、股関節から折りたたむように前傾すると、腰を痛めにくいんですね。
  • 重心が外側に逃げると指がすべりやすくなるので、足裏の真ん中〜母趾球に意識を向けてみてください。

こうした重心の意識を身につけると、「力を入れなくても圧が入る」という感覚がつかめてきます。

体重移動のポイント

体重移動は、「圧を入れる・抜く」をスムーズに行うための大事な要素なんです。

背中の指圧マッサージでは、一点に体重を乗せっぱなしにするよりも、「ゆっくり乗って、ゆっくり抜ける」リズムが大切なんです。

このリズムができると、お客さんは安心して身体を預けやすくなり、筋肉もふわっとゆるみやすくなります。

動き体重移動のイメージポイント
圧を入れるとき後ろ足→前足へ、ゆっくり重心を移す息を吐きながら入れると、お客さんの呼吸とも合わせやすいです。
圧をキープするとき前足に6〜7割の体重を乗せたまま安定させる指で支えず、骨格で支えている感覚を大切にするんです。
圧を抜くとき前足→後ろ足へ、スーッと戻す一気に抜かず、1〜2秒かけてゆっくり戻すと安心感が生まれます。

この「乗る・待つ・抜く」の体重移動を一定のテンポで繰り返すことで、深く届く拇指圧が自然と安定していくんです。

指と手のフォーム

拇指圧のフォームが安定していないと、どれだけ重心や体重移動を意識しても、圧が分散してしまうんですね。

指と手の形は、「圧を一点に集めるための器」のようなイメージなんです。

少しのフォームの違いで、お客さんが感じる圧の質がガラッと変わってしまうので、自信がないときほど基本の形を丁寧に確認しておくと安心なんですね。

  • 拇指は第一関節をやや曲げ、爪が当たらないよう腹側を使うのが基本です。
  • もう一方の手で拇指の根元〜中手骨あたりを包み込むと、安定して深く届く圧になりやすいです。
  • 手首は反らせすぎず、前腕と一直線に近い角度を意識すると、骨で支えやすくなります。
  • 肩に力が入ると指先が硬くなるので、「肩の力を抜いて肘から先をぶら下げる」ような感覚が大事なんです。

このフォームが身につくと、「自分の拇指圧の芯」ができて、どの筋肉を押しても安定した圧が届けられるようになっていきます。

背中指圧マッサージの具体的な施術手順

ここからは、実際の背中指圧マッサージでの施術の流れを、筋肉名と合わせて整理していくんです。

「どこから始めて、どんな順番で進めるか」が決まっていると、毎回迷わずに施術ができるようになり、結果的にお客さんの体感も安定してくるんです。

背中指圧マッサージというテーマに沿って、最初に触る筋肉、背中全体の流れ、そして背中とつながる他の部位まで整理していきます。

背中をほぐす最初の筋肉名

背中の施術で最初に触れておきたいのは、「僧帽筋」の上部〜中部なんですね。

理由は、とても表層にあって触れやすく、お客さんも「ほぐされている感覚」をつかみやすいからなんです。

いきなり腰や背骨の近くの深い場所から入るよりも、まずは肩〜肩甲骨周りの広いエリアから始めた方が、お客さんの緊張もほどけやすくなります。

僧帽筋上部(首の付け根〜肩先あたり)から始めて、少しずつ肩甲骨の内側(僧帽筋中部・菱形筋あたり)へと、範囲を広げながら拇指圧を進めていくと良いんですね。

ここでの目的は、「深くほぐす」というより、「お客さんの体と心のガードをやさしくゆるめる」ことなんです。

背中の施術の順番を筋肉名で解説

背中の施術は、大きな流れを決めておくと迷いが減るんです。

ざっくりとした順番のイメージがあるだけでも、「今どこをしているのか」「次にどこへ行くのか」が自分の中で整理されて、施術に自信が持ちやすくなるんです。

ステップ主に意識する筋肉ポイント
①上部の導入僧帽筋上部〜中部肩〜肩甲骨上部を広く、浅めの圧で安心感をつくるんですね。
②肩甲骨内側菱形筋、僧帽筋中部肩甲骨内側ラインを、背骨側から斜めに拇指圧していきます。
③背骨沿い脊柱起立筋(胸椎〜腰椎)背骨から指1〜2本外側を、上から下へ、または下から上へ順番に。
④側面〜脇の下広背筋脇の下近くから斜め下方向へ流すように指圧するんです。
⑤腰部腰方形筋周囲強く押しすぎず、様子を見ながら優しい圧で仕上げていきます。

この流れを一つの「型」として持っておくと、どんなお客さんにも応用しやすくなります。

背中と繋がる部位と施術するべき部位

背中だけを一生懸命ほぐしても、実は原因が別の場所にあると、なかなか楽になりにくいことがあるんですね。

背中の筋肉は、首・肩・腰・お腹・胸・腕など、全身とつながっているので、少しだけ関連部位も触れてあげると、施術の効果がグッと上がりやすいんです。

とくに、ガチガチな背中のお客さんほど、「全体のつながり」を意識した方が、背中の緊張もほどけやすくなります。

  • 首〜後頭部:僧帽筋は首の付け根までつながるので、最後に首肩を軽く指圧すると背中がゆるみやすいんです。
  • 胸部・鎖骨下:広背筋や僧帽筋と拮抗する胸の筋肉(大胸筋など)を軽くさするだけでも、巻き肩の緊張が和らぎやすいです。
  • 腰〜骨盤:腰方形筋や殿筋との連動を意識して、腰周りをやさしくほぐすと、背中下部が軽くなりやすいんです。
  • 上腕後面:広背筋は腕ともつながるので、上腕三頭筋まわりを軽くほぐすと、背中の引きつれ感が変わりやすいです。

背中だけにこだわらず、「どことつながっているかな」と考えながら少し範囲を広げてみると、施術の幅が一気に広がるんですね。

深く届く圧で背中の指圧マッサージ施術を上達させる実践ポイント

ここまでの内容を踏まえて、実際の現場で意識すると良い「実践ポイント」をまとめていくんですね。

ガチガチな背中指圧マッサージというテーマの中で、今日からすぐに試せて、自信のないときでも心の支えになるような視点をお渡ししたいんです。

深く届く圧は、一度で完璧に身につけるものではなく、毎回のお客さんとの時間の中で、少しずつ育てていく感覚なんです。

お客さんの呼吸、表情、筋肉の反応をよく観察しながら、「このくらいが心地いいんだな」「ここが特に頑張っているんだな」と対話するように拇指圧を重ねていくと、自然と手の感覚が育っていきます。

解剖学の知識も、完璧である必要はなく、「ここは僧帽筋あたり」「この奥に脊柱起立筋があるな」というくらいのイメージから始めれば大丈夫なんです。

そうやって少しずつ、「知識」と「手の感覚」と「お客さんの声」がつながっていくと、背中指圧マッサージの時間が、きっと今よりもっと楽しく安心できるものになっていくはずなんですね。

本記事では、ガチガチな背中指圧マッサージとして、深く届く圧の基本概念から背中の重要な筋肉名、姿勢の変化の見方、圧の深さと強さの違いまで整理しました。

重心の位置や体重移動、拇指圧のフォームといった身体の使い方を整えることで、お客さんの背中の深層筋へ安全にアプローチできます。

施術の順番や、背中とつながる部位を含めた手順を意識すると、ほぐし残しが減り、効果の持続も期待できます。

筋肉の構造理解と実践を繰り返すことが、背中指圧マッサージの質を高める近道です。

お客さん一人ひとりの状態を観察し、今日からの施術に役立ててください。

甲地直矢

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