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拇指が痛くならない指圧のコツ・セラピストのための圧の深め方3ステップ

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拇指圧を続けていると、拇指の関節や付け根がジンジンと痛くなる…。
そんな悩みを抱えながらも、お客さんには「もっと強くても大丈夫です」と言われてしまう。
セラピストとして「効く圧」は届けたいけれど、自分の指を傷めたくはないですよね。

この記事では、拇指が痛くならない指圧のコツと、セラピストのための圧の深め方3ステップを、姿勢・フォーム・圧の方向からわかりやすく解説します。
拇指を守りながら、今より楽に、今より深く圧を届けるための具体的なポイントを、一つずつ整理していきましょう。

拇指が痛くならない指圧のコツとセラピストのための圧の深め方3ステップ

拇指が痛くならない指圧のコツは、力を強くすることより「拇指を守ること」を最優先に考えることなんですね。
お客さんの筋肉をしっかりとらえながらも、自分の身体の軸と体重を使って、無理なく圧を届けるのがポイントになります。

拇指圧は繊細で、少しの角度や姿勢の違いで、拇指の関節に大きな負担がかかってしまうんですね。
だからこそ、セラピストのための圧の深め方3ステップを身につけて「深くて気持ちいいのに、自分はラク」という状態を目指していきたいところなんです。

拇指が痛くなる原因

拇指が痛くなる一番多い原因は、「拇指だけで押してしまうこと」なんです。
第1関節を曲げてグイっと押したり、腕や体幹を使わずに指先の力だけで何とかしようとすると、関節や母指球、小さな筋肉に負担が集中してしまうんです。

また、押す方向が皮膚や筋肉に対して斜めになっていると、ストレスがかかり、拇指の第一関節や第二関節がグラつきやすくなるんですね。
お客さんのコリを「強く押さなきゃ」と焦るほど、拇指を守る意識が薄れてしまうので、まずは原因を知って自分を責めすぎないことが大切なんです。

拇指を守る基本姿勢

拇指を守る基本姿勢は、「拇指で押す」のではなく「体で支えて拇指を添える」イメージなんですね。
肘から拇指までを1本の棒のようにまっすぐに保ち、肩・肘・拇指ができるだけ一直線に近づくようにしてみると、拇指の負担は急に減っていきます。

骨盤をやや前傾させ、胸をつぶさずに軽く開き、体重を前後どちらにも動かせる安定したスタンスをとることが大事なんです。
この姿勢で拇指圧を行うと、押しているのは拇指でも、実際に圧を生み出しているのは「体重」と「重力」になっていきます。

安全な圧の方向

安全な圧の方向は、「関節をつぶさない方向」なんですね。
拇指のIP関節(第一関節)とMP関節(付け根の関節)が曲がりすぎず、真っすぐ保てる向きに圧を入れていくことが拇指が痛くならない指圧のコツになってきます。

筋繊維の走行や骨の位置をざっくりイメージしながら、「皮膚の表面に対して垂直」を基本にすると安全性がぐっと上がるんです。
お客さんの身体に対して、自分の肩と肘と拇指ができるだけ直線上になる角度を探しながら、もっともラクに沈んでいける方向を見つけていくとよいんです。

部位基本の圧の方向拇指を守るポイント
背部(脊柱起立筋)ベッド面に対してほぼ垂直肩の真下に拇指が来る位置に体を移動する
肩上部(僧帽筋上部)やや内側・下方向へ斜め首に向かって押さず、肩峰からやや内側を狙う
臀部(中臀筋など)面に垂直+少し頭側へ腰を落として体重で沈むようにする

無理なく押す体重のかけ方

無理なく押すには、「真下に体重を落とす」感覚を身につけるのが大事。
腕の力で押そうとするとすぐ限界が来ますが、体幹と脚で支えながら重心をゆっくり移動させると、拇指への負担をほとんど感じずに深い圧が入っていくんです。

  • 拇指を置いてから、一度「フッ」と肩の力を抜く
  • かかとからつま先側に、ゆっくり重心をスライドさせる
  • 押している間は、肘が伸びきらない位置でキープする
  • 戻るときも、拇指から抜くのではなく重心を後ろに戻す

この流れを意識すると、押しても押しても腕がパンパンになる感じが減っていくんですね。

圧の強さを決める基準

圧の強さを決めるときは、「セラピストの感覚」だけでなく「お客さんの声」と「筋肉の反応」を基準にするのが安心なんです。
強いほど良いわけではなく、筋肉がふっと緩み始める深さが、その方にとってのちょうどいい圧になっていきます。

チェック項目見る・感じるポイント
お客さんの表情眉間にシワが寄っていないか、呼吸が止まっていないか
筋肉の反応押しているうちに、少しずつ沈みやすくなっているか
自分の拇指の感覚関節がグラつく感覚や、痛みが出ていないか

この3つを見ながら「7割くらいの圧」を目安にすると、拇指を守りつつ気持ちいい圧がつくれます。

3ステップの全体像

セラピストのための圧の深め方3ステップは、「浅く探る → 徐々に深める → 深さを保つ」という、とてもシンプルな流れなんです。
いきなり深く押さず、まず筋肉の状態やお客さんの反応を確認しながら進めることで、拇指を守りながら安心して施術ができるようになっていきます。

  • ステップ1:浅い圧で表層の状態と痛みの有無をチェックする
  • ステップ2:呼吸に合わせて少しずつ圧を深めていく
  • ステップ3:ちょうど良い深さで圧をキープし、筋肉の緩みを待つ

この3ステップを意識するだけで、「どこまで深くしていいのか不安」という感覚が少しずつ減っていくんです。

今日から変えられるポイント

今日からすぐに変えられるのは、「拇指で頑張らない」と決めることなんです。
拇指が痛くならない指圧のコツは、フォームと圧の入れ方を少し変えるだけで、大きな違いにつながっていきますね。

今日からできること具体的な行動
拇指を守る意識拇指の第一関節を「折らない」ことだけは必ず守る
体重の使い方1日に数回、鏡の前で肩・肘・拇指が一直線かチェックする
圧の確認施術中に「圧加減、大丈夫ですか?」と1部位につき一度は聞く

小さなことですが、この積み重ねが拇指を守り、自信のある拇指圧につながっていくんですね。

拇指が痛くならないための準備とフォームを整える

拇指が痛くならないためには、施術そのものよりも「準備」と「フォーム作り」がとても大切なんです。
同じ力で押しているつもりでも、身体の軸が整っているかどうかで、拇指にかかる負担は驚くほど変わってきます。

フォームを整えることは、スポーツ選手のウォーミングアップのようなものなんです。
最初は少し意識が必要ですが、慣れてくると自然に安全な姿勢がとれるようになって、拇指圧の安定感もぐっと増していきます。

身体の軸の作り方

身体の軸は、「頭のてっぺんからかかとまでを一本の線でつなぐ」イメージ。
骨盤を立て、胸をつぶさず、顎を軽く引くことで、体幹が使いやすくなり、腕や拇指だけに頼らない圧がつくれるようになっていきます。

  • 両足は肩幅くらいに開き、つま先を軽く外側に向ける
  • おへそをやや背骨方向へ引き込む感覚で立つ
  • みぞおちから頭頂までを長く伸ばすように意識する
  • この姿勢のまま、前後に体重移動してみてバランスを確認する

この軸ができると、どの方向に動いてもブレにくく、拇指に余計な力みが入りにくくなるんですね。

拇指の正しい形

拇指の形は、「少しだけ丸みのある、やわらかい棒」のようなイメージ。
第一関節を深く折り曲げず、ほんの少しだけ曲がっているくらいが拇指を守る理想のポジションになってきます。

NGな拇指の形OKな拇指の形
第一関節が深く折れ曲がっている第一関節がわずかに曲がる程度で、ほぼ直線
爪先だけで押している腹(母指球側)で面をつくり、広くあてている
押すたびに関節がグラグラする拇指付け根から前腕までが1本の棒のように安定

この形を保ちながら拇指圧を行うと、関節へのダメージを最小限にしながら、しっかりとした圧が届けられるんですね。

支える手と腕の使い方

拇指だけで押さず、「支える手」と「腕のライン」をうまく使うことが、フォームを安定させるコツなんです。
両手で一つの拇指をサポートするように組み合わせると、とても少ない力で安心して圧を深められるようになっていきますね。

  • 押す側の拇指を、反対の手の指で包み込むように支える
  • 前腕と拇指がまっすぐになる位置まで、身体の位置を調整する
  • 肘を完全に伸ばしきらず、軽く余裕を残した状態でロックする
  • 腕全体を「1本の支柱」として使い、手首だけで押さないようにする

この「支える手」と「腕の使い方」が身についてくると、長時間の施術でも拇指の疲れ方が大きく変わってくるんです。

セラピストのための圧の深め方3ステップを実践する

ここからは、セラピストのための圧の深め方3ステップを、実際の流れとしてイメージしやすいように整理していきましょう。
どのステップでも、「拇指を守るフォーム」と「お客さんの呼吸」をセットで意識していくと、安心して圧を深められるようになっていきます。

この3ステップは、難しいテクニックではなく、今の施術に少しずつ足していけるものばかりなんです。
一度に完璧を目指さず、「今日はステップ1を丁寧にやってみよう」くらいの気持ちで取り入れてみると、自信にもつながっていきます。

浅い圧で探るステップ

最初のステップは、「浅い圧で探る」段階なんですね。
いきなり深く押さず、皮膚から表層の筋肉がどんな状態なのか、硬さや温度、反応を確かめていくつもりで優しく入っていきます。

チェックするポイント見る・感じること
皮膚の状態冷えていないか、過敏に反応しないか
表層筋の硬さ軽い圧でもすぐに抵抗を感じるかどうか
お客さんの反応くすぐったさや痛みがないか、呼吸はスムーズか

この段階で「どこまでなら安心して押せそうか」の目安がわかるので、次のステップでムリをしなくて済むようになるんです。

深さを徐々に増やすステップ

次のステップでは、浅い圧から「少しだけ深く」を繰り返していくんですね。
このとき大事なのは、拇指に力を足すのではなく、体重をゆっくり増やす感覚で深めていくことなんです。

  • お客さんの吐く呼吸に合わせて、1呼吸ごとに1段階だけ深くする
  • 筋肉が「受け入れてくれた」と感じるところで一度止める
  • 痛みや防御反応(身体がギュッと固くなる)が出たら、すぐに少し浅く戻す
  • 拇指の第一関節が折れそうになったら、それ以上は深くしない

こうして少しずつ深めていくことで、「どこまでが安全で心地よいのか」を一緒に探るような拇指圧になっていきます。

深い圧を安定させるステップ

最後のステップは、見つけた「ちょうどいい深さ」を安定して保つ段階なんです。
ただ強く押し続けるのではなく、筋肉がゆるむのを待つイメージで、呼吸とリズムを大事にしていくことがポイントになってきます。

安定させるポイント具体的な意識
拇指の固定拇指の形を変えず、体重移動だけで微調整する
呼吸のタイミング自分もお客さんも、吐く息のときに圧を保つ
抜き方一気に抜かず、3割→7割→ゼロと段階的に軽くする

このステップがうまくできると、お客さんから「深いのに優しいですね」と言ってもらえるような圧になっていきますよ。

拇指を守りながら圧を安定させる実践テクニック

ここからは、拇指を守りながら圧を安定させるための、少し具体的なテクニックを見ていきましょう。
同じ拇指圧でも、部位によって安全な押し方やリズムの取り方が違ってくるので、そのあたりも意識してみると施術がぐっとやりやすくなります。

また、拇指の疲れをその日のうちにリセットしておく小さな工夫も、長くセラピストを続けるうえでとても大切なんです。
自分の手を大事にしながら、お客さんに安心して身をゆだねてもらえる圧を目指していきたいですよね。

部位別の圧の入れ方

部位別に圧の入れ方を少し変えることで、拇指が痛くならない指圧のコツがつかみやすくなるんですね。
背中と肩、腰や臀部など、それぞれの部位で「どの方向に」「どの指の面で」圧を入れるかを整理しておくと、迷いが減っていきます。

  • 背部:脊柱起立筋に沿って、ベッド面に対して垂直に、指腹を広く使う
  • 肩上部:僧帽筋の盛り上がりをとらえ、やや内側・下方向へ斜めに圧を送る
  • 腰部:腰椎の棘突起を避け、やや外側から中へ向けて体重で沈むように押す
  • 臀部:中臀筋・梨状筋を意識しながら、やや頭側に抜けるラインで拇指圧を入れる

こうした部位別の工夫が、結果的に拇指を守ることにもつながっていきます。

リズムと呼吸の合わせ方

リズムと呼吸を合わせることで、圧がぐっと安定して、拇指の負担も軽くなるんですね。
お客さんの呼吸を観察しながら、そのリズムに寄り添うように押していくと、同じ圧でもずっと優しく感じられるようになります。

ポイント具体的なコツ
呼吸の観察胸や背中の上下を見て、吸う・吐くのリズムをつかむ
圧を入れるタイミングお客さんの「吐く息」に合わせて圧を深める
リズム1・2で入れて、3・4でキープ、5・6で抜くイメージ

このリズムが身についてくると、自分の動きも滑らかになって、拇指にギュッと力を入れなくても、自然に深い圧が入るようになっていくんです。

拇指の疲れを残さない工夫

拇指の疲れをその日のうちに残さないことも、拇指を守る大切なテクニックなんです。
施術後にほんの数分、自分の手と前腕をケアしてあげるだけで、翌日の指の軽さが大きく変わってきます。

  • 施術の合間に、手首を大きく回して血行を促す
  • 前腕の筋肉(腕橈骨筋など)を反対の手で軽くほぐしておく
  • 拇指の付け根をつまむようにして、円を描きながらやさしくマッサージする
  • 就寝前にぬるめのお湯につけて温め、ストレッチで指先まで伸ばす

こうした小さな習慣が、拇指圧を長く続けていくための「保険」になってくれるんです。

拇指が痛くならずに圧を深めるために身につけたい習慣と考え方

拇指が痛くならずに圧を深めていくためには、テクニックだけでなく、日々の習慣や考え方もとても大事。
「強く押すこと=うまい施術」という思い込みを少しずつ手放して、「自分もお客さんもラクでいられる圧」が理想なんだと考えてみると、肩の力も抜けていきます。

施術のたびに、拇指の状態やフォームを振り返るクセをつけていくと、少しずつ自分なりの拇指圧のスタイルが見えてくるようになるんです。
焦らずに、「今日はこれだけ意識してみよう」と、一つずつ習慣にしていくことで、自信のなかった施術も少しずつ安心感のあるものに変わっていきますよ。

本記事では、拇指が痛くならない指圧のコツと、セラピストのための圧の深め方3ステップを中心に整理してきました。

拇指圧で大切なのは、力そのものより「姿勢・軸・方向」です。

拇指を固めて頑張るのではなく、身体全体で支え、体重移動で圧を伝えることで、お客さんには深い安心感が生まれ、自分の拇指も守られます。浅い圧で探る→徐々に深める→深い圧を安定させる、

この3ステップを基本の型として身につけると、どの部位でも応用しやすくなります。日々の施術でフォームと呼吸を確認し、拇指の疲れを残さないセルフケアを続けることが、セラピストとして長く活動するための最大の予防策になります。

甲地直矢

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