肩こり頭痛を同時に解消する指圧法|セラピストが押さえるべき3つのポイント
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肩こりと頭痛を同時に訴えるお客さんが増えている一方で、「どこを、どのくらい押せばいいのか分からない」と悩むセラピストも少なくありません。
本記事では、肩こり頭痛指圧施術法を軸に、現場でそのまま使える実践的な考え方と手技を解説します。
僧帽筋や後頭下筋群、肩甲骨まわりなど、肩こり頭痛施術に効果的な筋肉名と、その拇指圧での正しい触れ方・圧の方向・強さのコツをていねいに紹介。
さらに、押してはいけないケースや施術後アドバイスまで網羅し、リピートにつながる安全で効果的な施術を目指します。
肩こり頭痛を同時に解消する指圧法|セラピストが押さえるべき3つのポイント
肩こり頭痛を同時に解消する指圧法は3つのポイントは、「場所」「方向」「強さ」なんですね。
お客さんのつらさが強いと、つい強く押さなきゃと思いやすいですが、実は丁寧にポイントを外さずに拇指圧していくほうが、安全で効果も出やすいんです。
ここでは、解剖学の名前も使いながら、でも解剖が苦手なセラピストさんでもイメージしやすいように、肩と頭をつなぐ大事なラインをやさしく整理していきますね。
肩こりと頭痛の関係
肩こりと頭痛は、同じ「筋肉」と「神経」のルートを共有していることが多いんですね。
とくに、僧帽筋(そうぼうきん)、後頭下筋群(こうとうかきんぐん)、肩甲挙筋(けんこうきょきん)などが硬くなると、首の付け根から後頭部にかけて血流が落ちたり、神経が敏感になったりします。
その結果、肩の重さだけでなく、締めつけられるような頭痛、目の奥のだるさ、こめかみのズキズキなどが出てきやすいんです。
肩だけをほぐしても頭痛が残ることがあるのは、首の付け根や後頭部の深い筋肉にアプローチできていないから、というケースも多いんですね。
僧帽筋の詳しい解剖と施術法はこちら⇒https://qr.paps.jp/B9IFz
同時解消に向く指圧ポイントはココ!
肩こり頭痛を同時にねらうなら、「肩・首・後頭部を一本のライン」として見るのがコツなんです。
ざっくりいうと、①肩の表層(僧帽筋)、②首の横〜後ろ(肩甲挙筋・板状筋)、③頭の付け根(後頭下筋群)の3エリアをつなげて拇指圧していくイメージですね。
お客さんの症状によって、効きやすいポイントは微妙に違いますが、まずはこの3エリアを外さないことが大前提になってきます。
そのうえで、筋肉の走行にそってやさしく圧を入れると、肩の軽さと頭のスッキリ感が同時に出やすくなるんですね。
超重要な3つのポイントと触れ方
肩こり頭痛を同時に解消したいときに、特に重要になる3つのポイントと、触れ方のイメージを整理しておきますね。
筋肉が分からなくても、「ここをやわらかくできればOK」という目印として使ってください。
| ポイント | 場所のイメージ | 触れ方のコツ |
|---|---|---|
| ①僧帽筋上部 | 首と肩の境目の最も盛り上がる所 | 面で支えて、拇指圧はゆっくり沈めてゆっくり抜く |
| ②肩甲挙筋ライン | 耳の下から肩甲骨の内側上角までの斜めライン | 筋肉の線に沿って、少し斜めに圧を入れる |
| ③後頭下筋群 | 耳たぶの後ろから内側、後頭部のキワ | 強くは押さず、浅くじんわり支えるように保持 |
この3つを、急がず順番にゆっくり丁寧に触れていくことで、「効かせよう」と力むよりも、結果的にお客さんの反応が良くなってくるはずなんです。
押してはいけないケース
どんなに良い指圧ポイントでも、押してはいけないケースを知っておくことが、安全に施術するうえでいちばん大事なんです。
強い肩こり頭痛だからこそ、病気が隠れていることもあるので、違和感を覚えたら無理に施術しない勇気も、プロのセラピストとしてとても大切なんですね。
- 突然の激しい頭痛(バットで殴られたよう、今までにない痛み)
- ろれつが回らない・手足のしびれ・視界の異常をともなう頭痛
- 高熱や感染症症状をともなう肩こり頭痛
- 頚椎ヘルニアなどで医師から安静を指示されている場合
- 骨粗しょう症が強い高齢の方への過度な圧
- 飲酒直後、強い疲労・睡眠不足のときの強圧
こうした場合は、施術よりもまず医療機関をおすすめするほうが、お客さんのためになることが多いんですね。
肩こり頭痛施術に効果的な筋肉名一覧
ここでは、肩こり頭痛を同時にねらうときに、覚えておくと役立つ筋肉名を一覧にしておきますね。
すべてを完璧に暗記する必要はなく、「どのあたりを担当している筋肉なのか」をざっくりつかむだけでも、指圧するときの安心感が変わってくるはずです。
| 筋肉名 | おおよその位置 |
|---|---|
| 僧帽筋 | 首の付け根〜肩〜背中上部 |
| 肩甲挙筋 | 首の横〜肩甲骨の内側上角 |
| 後頭下筋群 | 後頭部のキワ、首のごく上部深層 |
| 頭板状筋 | 首の後ろ〜後頭部に走る筋肉 |
| 頚板状筋 | 首の後ろ深めの位置 |
| 菱形筋 | 肩甲骨の内側〜背骨の間 |
| 胸鎖乳突筋 | 耳の後ろから鎖骨へ向かう首の前側の筋 |
まずはこのあたりから、少しずつ自分なりにイメージしていくといいですね。
肩こり頭痛施術に効果的な筋肉名の解剖
ここでは、先ほどの筋肉たちがどんな働きをしていて、どこを拇指圧でねらうと効果的なのかを、やさしく解剖学の視点から整理していくんです。
位置関係がつかめると、「どこに圧を通せばいいか」が自然と見えてきやすくなってきます。
- 僧帽筋:肩こりの代表格。表層に広がり、肩の重さ・だるさに直結しやすい筋肉。
- 肩甲挙筋:首の付け根〜肩甲骨上角にかけて走り、「首コリ」「ストレートネック系頭痛」と関係が深い。
- 後頭下筋群:頭の付け根の深い部分で、眼精疲労や締めつけるような頭痛とつながりやすい。
- 板状筋(頭板状筋・頚板状筋):首の後ろを支える筋で、長時間の前かがみ姿勢で緊張しやすい。
- 菱形筋:肩甲骨を内側に寄せる役目があり、猫背や巻き肩で負担がかかりやすい。
- 胸鎖乳突筋:スマホ姿勢や食いしばりと関係があり、こめかみ〜顔のだるさにも影響することがある。
これらを少しずつ体で覚えていくと、施術への自信も自然と育っていくはずなんですね。
肩こり頭痛に効く指圧ポイント
ここからは、肩こり頭痛に実際に効かせていきやすい具体的な指圧ポイントについてお話しさせていただきます。
「このあたり」とあいまいに押すのではなく、「ここからここまで」というラインでとらえることで、拇指圧の精度が上がり、お客さんからも「そこそこ」と言ってもらえる場面が増えてくるはずです。
難しいテクニックよりも、落ち着いてポイントを外さないことのほうが、ずっと大事になってきます。
僧帽筋のコリの見つけ方
僧帽筋のコリを見つけるときは、「盛り上がっている場所」だけでなく、「その周りとの硬さの差」を感じ取るのがコツなんですね。
肩に手を置いて軽くつまむように触れ、左右差や、押したときの弾力の違いを確かめていきます。
| チェック項目 | 観察ポイント |
|---|---|
| ①左右差 | 利き手側が硬く盛り上がっていないか |
| ②硬さの質 | ゴリゴリ・ピンっとした張り・じんわりした張りなど |
| ③痛みの出方 | 押したときに頭や腕に響かないか |
| ④皮膚の動き | 皮膚が肩からスッと動くか、張り付いたように動きにくいか |
僧帽筋の山のいちばん高いところだけでなく、その少し内側・外側もセットで触ると、「本当のコリの芯」が見つかりやすくなるんです。
後頭下筋群の触り方
後頭下筋群は、とてもデリケートで、強く押すと逆に頭痛を悪化させてしまうこともある場所なんですね。
ポイントとしては、「押す」というより「支える」「持ち上げる」イメージで触れてあげることです。
- お客さんの頭を軽く持ち上げ、首の力を抜いてもらう
- 後頭部のキワに指腹をそっと当てる(爪は絶対立てない)
- 下から頭を支え、数秒〜10秒ほど静止して筋のゆるみを待つ
- 痛みがある場合は圧を減らし、浅いタッチでキープする
- 左右を交互に、または両側同時にバランスよく行う
「ここをゆるめると頭が軽くなりますよ」と声をかけながら行うと、お客さんも安心して力を抜きやすくなるんです。
肩甲骨まわりの正しい指圧ポイント
肩甲骨まわりは、肩こり頭痛の背景にある「姿勢のくずれ」に深く関わっているエリアなんですね。

とくに、肩甲骨の内側ライン(菱形筋)と、肩甲骨の上角あたり(肩甲挙筋付着部)は、的確にとらえると頭までスッと軽くなることが多いポイントです。
- 肩甲骨内側縁:背骨と肩甲骨の間の溝を、上から下へゆっくり辿る
- 肩甲骨上角:肩甲骨の一番上の角を探し、その少し内側・上側に拇指圧
- 肩甲骨の内側上部:猫背の方で特に硬くなりやすいエリア
- 肩甲骨の内側中部〜下部:デスクワークや長時間座位で張りやすい場所
肩甲骨まわりは、いきなり強く押すより、まず軽い圧で全体像を探ってから、コリの芯に向かっていくのが安全なんですね。
安全に行うための圧の方向と強さのコツ
どれだけ良いポイントを知っていても、圧の方向と強さを誤ってしまうと、お客さんの体には負担になってしまうんですね。
ここでは、「強く押せないから不安」というセラピストさんでも、安心して使える拇指圧のコツをお伝えしていきます。
筋肉の流れに沿った方向と、体の深さに合った圧の量さえ守れれば、無理に力任せにしなくても、しっかり結果は出てくるはずです。
指の当て方
指の当て方でいちばん大切なのは、「点」ではなく「面」で支える意識なんですね。

拇指圧をするときも、母指だけに体重を乗せるのではなく、ほかの指や手根、体幹全体で支えながら、母指は方向をコントロールする係として使っていくイメージです。
- 母指の腹全体を使い、爪側に力が集まらないようにする
- 反対の手や他の指で母指を支え、一本指で頑張らない
- 自分の肩・肘・手首が一直線になるように姿勢を整える
- 圧は腕の力ではなく、体重移動でゆっくり乗せていく
- お客さんの呼吸のリズムを感じながら、吐く息に合わせて圧を深くする
こうして指を守りながら施術することで、自分の体も長く大切に使っていけるんですね。
圧の深さの目安
圧の深さは、「お客さんの筋肉の厚み」と「リラックス度合い」によって変わってくるんです。
同じ強さでも、緊張していると痛く感じてしまうことがあるので、いつも「少し物足りないくらい」からスタートして、コミュニケーションを取りながら調整していくのが安全です。
| 感覚の目安 | お客さんの表現 | セラピストの調整 |
|---|---|---|
| 浅い圧 | 「触られているだけ」「くすぐったい」 | もう少しだけゆっくり深く、筋膜の滑りを感じる |
| 適度な圧 | 「イタ気持ちいい」「そこです」 | この深さをキープし、時間をかけて待つ |
| 強すぎる圧 | 「痛い」「力が入る」「息を止めてしまう」 | すぐに浅く戻し、再度確認する |
「施術中にいつでも強さを言ってくださいね」と最初に伝えておくと、お客さんも遠慮せずに教えてくれるようになるんですね。
肩こり頭痛施術をする筋肉名と施術の順番
肩こり頭痛の施術は、「どの筋肉からゆるめていくか」という順番がとても大事なんです。

先に表層をゆるめてから深部へ、遠いところからつらいところへ、という流れを意識すると、体への負担も少なく、効果も出やすくなります。
- ①僧帽筋(肩の表層):まず表面の緊張をやわらげて、血流を確保する
- ②肩甲骨まわり(菱形筋・肩甲挙筋付着部):姿勢の土台を整える
- ③首の後ろ(頭板状筋・頚板状筋):頭を支える首の筋をゆるめる
- ④後頭下筋群:最後に一番デリケートな頭の付け根を整える
- ⑤必要に応じて胸鎖乳突筋など前側の筋も確認する
この順番をベースに、お客さんの状態に合わせて少しずつアレンジしていくと、自分なりの施術スタイルが育っていくんですね。
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肩こり頭痛の再発を防ぐための施術後アドバイス
施術でその場の肩こり頭痛が軽くなっても、生活習慣が変わらなければ、どうしてもまた同じところがつらくなってしまうんです。
セルフケアの提案は、「やらないとダメですよ」と責めるものではなく、「一緒に楽な状態をキープしていきましょうね」という気持ちで、やさしく伝えていくのがポイントです。
ここでは、お客さんが無理なく続けられる簡単なアドバイスを、セラピスト目線でまとめていきます。
姿勢のチェックポイント
姿勢のアドバイスは、専門的な言葉よりも、「鏡を見たときにどこを見るか」を具体的に伝えてあげると、お客さんも取り入れやすいんですね。
とくに、頭の位置と肩のラインを意識してもらうだけでも、肩こり頭痛の再発予防にはかなり効果的です。
| チェック部位 | 見るポイント |
|---|---|
| 耳と肩 | 横から見て、耳が肩より前に出ていないか |
| 肩の高さ | 左右の肩の高さに差がないか |
| 肩甲骨 | 背中側で、肩甲骨が外に開きすぎていないか |
| 頭の傾き | 正面から見て、頭がどちらかに傾いていないか |
施術中に、鏡や写真を見ながら一緒に確認してあげると、お客さんの「気づき」が深まりやすいんですね。
簡単なストレッチ
ストレッチは、難しいものをたくさん覚えてもらうより、「これだけはやってくださいね」というものを1〜2個に絞ったほうが、実際には続きやすいんですね。
仕事の合間やお風呂上がりに、1分以内でできるシンプルなものがおすすめです。
- 首の横伸ばしストレッチ:椅子に座り、片手で頭を横に傾けて、反対側の肩を下に軽く引く
- 肩甲骨ぐるぐる回し:両肩を耳に近づけてから、後ろへ大きく回しおろす動きをゆっくり10回
- 胸を開くストレッチ:両手を背中で組み、胸を前に突き出すようにして5〜10秒キープ
「できる範囲で大丈夫ですからね」と声を添えることで、お客さんもプレッシャーなく取り組みやすくなるんです。
生活習慣の見直し
生活習慣の見直しは、お客さんのライフスタイルを否定するのではなく、「今の生活の中で少しだけ変えられるポイント」を一緒に探していく感覚が大事なんです。
肩こり頭痛をくり返している方ほど、姿勢だけでなく、休息の取り方やストレスの感じ方にも特徴があることが多いです。
- 長時間同じ姿勢を続けない(1時間ごとに1〜2分だけ立つ・肩を回す)
- スマホを見る位置を下げすぎず、目の高さに近づける
- 寝る前のスマホ時間を少し減らし、深呼吸やストレッチを入れる
- 枕の高さをチェックし、首が反りすぎないようにする
- 水分をこまめにとり、血流を保ちやすくする
「全部でなくていいので、できそうなものを一つだけ選んでみましょう」と提案すると、お客さんも前向きに取り組みやすいんですね。
肩こり頭痛施術におけるまとめ
肩こり頭痛の施術では、「肩」と「頭」を別々に見るのではなく、「首〜肩〜肩甲骨〜後頭部」を一本のつながりとしてとらえることが、とても大切なんですね。
僧帽筋や後頭下筋群などの筋肉名を少しずつ覚えながら、拇指圧の方向と強さを丁寧に整えていくことで、強く押さなくてもお客さんにしっかり喜んでもらえる施術になっていきます。
自信がなくても、ポイントを一つずつ確かめるように触れていけば、必ず手の感覚は育っていきますから、あせらず、今日お伝えしたことを一つずつ現場で試してみてほしいな、と思うんです。
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